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教育・文化・スポーツ

ちょっと寄り道(賀美地区)

「広報ひたちおおた」で連載中のコーナー「ちょっと寄り道」で紹介した地域の見どころを紹介します。

賀美地区

写真 地域名 見どころ
高宮神社 上深荻・大菅町

高宮神社

大菅町にある高宮神社は,延暦21(802)年,坂上田村麻呂が蝦夷征伐の道中,この地で武運を祈り創建したといわれています。また,境内の駒形神社は,古来より馬霊・馬産の神として崇拝され,旧3月17日の祭礼には,近郷から紅白に飾りたてた馬をひいた参詣人が集まり,にぎわいました。そのため,高宮神社は通称「駒形さま」と呼ばれています。境内の南端には二十三夜講の石碑があり,ツバキの古木に抱かれています。石碑には天保2(1831)年とあることから,ツバキは少なくとも樹齢約200年。二十三夜講は,講中が集まって二十三夜の月を待つ行事で,この夜に月待ちすれば願い事がかなうといわれました。

小菅郷校跡 小菅町

県指定文化財 小菅郷校跡(小菅文武館)

江戸時代の水戸藩郷校15校の1つであり,農家の子弟に学問や武術を教えるため,安政4(1857)年に多賀郡小菅村伊保竹に建築されました。6,919平方メートルの敷地は,現在雑木林となっていますが,土畳,表門跡,練兵場,矢場などの跡が完全に残っています。学区は旧里美村全域と旧十王町,日立市東河内町の一部で,儒学,国語,医学,砲術,剣術,槍術などの授業が行われていました。また,日ごろの鍛錬の成果披露として例会が月1回,大会が年に2回行われていました。里美地区を訪れた際には,ぜひお立ち寄りください。

  折橋町

横川林道と供養の碑

折橋十文字を高萩方面に約800メートル進み,日向橋の手前を右折すると,横川林道脇の大沢の小さな滝群の流れ,苔むした岩と杉が織りなす神秘的な空間が広がっています。さらに,砂利道を歩いていくと数カ所の崖に差し込まれた筒から澄んだ冷水が流れている広場に出ます。さらに林道を進みY字路を右折し,奈々久良(ななくら)の滝と呼ばれる滝の先にある黒前神社の祭りで,この林道を神輿が渡御したこともあります。また,平成27年12月に地域活性化の拠点として酒蔵を修復し,「金波寒月」をオープンしました。その敷地内に昨年(平成28年)行われた県北芸術祭の際に,早稲田大学岩崎生物学教授グループと地元発酵食品関係者が生命科学とアートの境界領域を求めて碑を制作しました。「生命」について思いを寄せて訪ねてみてはいかがですか。

問い合わせ先

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