常陸太田市では，市民の皆さんにいつまでも健康で元気に過ごしていただくために，令和4年4月より健康づくり推進課内に「フレイル対策室」を立ち上げました。フレイル対策室では，「長生き上手 常陸太田」をキャッチフレーズとして，フレイル予防に取組んでいます。

フレイルとは？

　フレイルは「虚弱」を意味する英語「frailty」を語源としてつくられた言葉で，「健康」と「日常生活でサポートが必要な介護状態」の中間を意味し，高齢者が加齢等により心身の活力（筋力，認知機能，社会とのつながりなど）が低下した状態を指します。

　多くの人が健康な状態からこのフレイルの段階を経て，要介護状態に陥ると考えられています。

早めの対策で健康状態を取り戻せる！

　フレイルは病気ではないため，フレイル状態だからといって，すぐに介護が必要になるわけではありません。早めにフレイルの兆候に気付き，歳のせいだとあきらめず，運動や食事，社会性など，生活の改善を行えば，進行を抑えたり，「健康」な状態に戻ることができます。

栄養・口腔，運動，社会参加の3つがフレイルを予防するために必要だといわれています

○栄　　養：タンパク質の摂取とバランスの良い食事をとり低栄養を防ぎましょう。

○口　　腔：なんでも食べられるように歯や義歯の清掃はしっかり行い，口の健康を保ちましょう。

○運　　動：今の筋力を維持するために体操やウォーキング等の運動をしましょう。

○社会参加：趣味やボランティア等の社会参加をして社会とのつながりを持ちましょう。