香害とは、合成洗剤や柔軟剤、化粧品類などに含まれる合成香料(化学物質)によってさまざまな健康被害が誘発されることをいいます。近年では、この香害が原因となって、化学物質過敏症を発症する人もいます。
化学物質過敏症は「過敏」という名が示すように、ごく少量の物質にでも過敏に反応する点ではアレルギー疾患に似ています。
最初にある程度の量の物質にさらされると、アレルギー疾患でいう「感作(かんさ)」と同じような状態となり、二度目に同じ物質に少量でもさらされると過敏症状を来たします。時には最初にさらされた物質と二度目にさらされた物質が異なる場合もあり、これは多種化学物質過敏症と呼ばれます。
化学物質過敏症は、このようなアレルギー疾患のような性格だけでなく、低濃度の化学物質に繰り返しさらされると、体内に蓄積して慢性的な症状を来たすという中毒性疾患に近い性格も兼ね備えています。
化学物質過敏症は、未解明な部分が多い疾患ですが、このようにアレルギー性と中毒性の両方にまたがる疾患、あるいはアレルギー反応と急性・慢性中毒の症状が複雑にからみ合っている疾患であると考えられます。
障害のある人から、なんらかの配慮を求められた場合には、負担になりすぎない範囲で、社会的障壁を取り除くための必要な配慮を提供することが求められます。
たとえば・・・
・・・などが考えられます
※上記は例であり、必要とする合理的配慮の内容は個別の状態・状況によって大きく異なります。
障害者差別解消法における「障害者」は、障害者手帳を持っている人だけではありません。身体障害、知的障害、精神障害のほかにも、発達障害や高次脳機能障害、難病なども含まれます。香料や洗剤、消毒液など微量な化学物質によるものとみられる化学物質過敏症や原因不明の難病に苦しむ方など、配慮を必要とする方の症状や求められる配慮はさまざまです。
障害や社会の中にあるバリアによって、日常生活や社会生活に相当な影響を受けている人全てが対象(障害のある子どもも含まれます)になります。
合理的配慮の提供に当たっては、障害のある人と事業者等との間の「建設的対話」を通じて相互理解を深め、共に対応策を検討していくことが重要です。