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【集中曝涼】西金砂神社(R8新規)

西金砂神社 にしかなさじんじゃ

目次

基本データ

イベント情報

来歴

公開する文化財

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基本データ

西金砂神社本殿

【写真:西金砂神社本殿】

イベント情報

西金砂神社の来歴

 西金砂神社は、西金砂山の山頂にある神社で、平安時代前期の延暦25年(806)3月11日、宝珠上人が社殿を造り祭壇を設け、近江国比叡山日吉権現を勧請、祭祀したのが始まりと伝わります。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)と国常立命(くにのとこたちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)です。

 創建当時は、比叡山延暦寺の伽藍を模した七堂伽藍中堂を設け、諸沢村堂平(現・常陸大宮市諸沢)に千手観音を、赤土村太平山(現・常陸太田市赤土町)に鐘楼と経堂を建てたほか、中染村羅漢沢(現・常陸太田市中染町)に十六羅漢(じゅうろくらかん)を祀ったと伝わります。
 中世には常陸国を領した佐竹氏の厚い崇拝を受けました。近世には徳川光圀の宗教政策によって西金砂山から寺院や古仏像を廃し、僧侶を別の地に移すとともに社地26石を寄せられました。

 西金砂神社では72年に一度「磯出大祭礼」が執り行われ、相対してそびえる東金砂神社とともに500名を超える行列が天下泰平・万民豊楽・五穀豊穣を目的として、6泊7日をかけて往復約80キロメートルの行程を神輿とともに進むことでも知られます。磯出大祭礼は、近年では平成15年(2003)に執行され、次回は2075年となります。

 また、西金砂神社では6年に1度、小祭礼が執行されます。西金砂神社の小祭礼は、弘仁6年(815)に行われたのがその始まりとされ、その後は6年毎の丑・未年に執行される慣習となりました。現在では常陸太田市馬場町まで3泊4日をかけて御神輿が渡御。途中の集落で祭典と田楽舞が行われ、天下泰平と五穀豊穣が祈られます。また、社務所からは神輿行列と別行動をする一隊が出発し、水木浜に出向いて潮水を汲んで神社に帰ります。小祭礼の最後には汲み上げられた潮水を用いてご神体が浄められ、社殿へと還御します。これまでの執行回数は200回を数え、令和9年春には201回目の小祭礼が予定されています。

公開する文化財

西金砂神社田楽舞 にしかなさじんじゃ でんがくまい
*集中曝涼では、西金砂神社田楽舞の面及び衣装、写真等の展示となります*

県指定文化財(昭和35年3月28日指定)
(「金砂田楽」として【国選択】記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財(昭和46年4月21日))

 西金砂神社田楽舞は72年に1度挙行される磯出大祭礼や6年に1度(丑・未年)におこなわれる「小祭礼(小田楽)」等で奉納される舞です。現在は、氏子と神社関係者の方々で構成される保存会によって継承されています。

構成

第一段 四方固め (しほうがため)

西金砂神社_第1段四方固め 

孔雀の鳥兜に猿田彦の面をつけ、大鉾をもって東北西南の順に四方枡形に舞うもので、天照大神が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を降臨させた際に猿田彦命が出迎えた場面を再現した舞です。武力を否定し、恒久的な平和を確立した建国精神に沿ったものと言われています。
 どこからも悪いものが寄ってこないよう、力強く大地を踏みしめる呪術「閉閇(へんばい)」と称する地固めと考えられています。

第二段 獅子舞 (ししまい)

西金砂神社_第2段獅子舞

 笑いの面を被った舞人、大国主命(おおくにぬしのみこと)が鈴に興じながら舞う場面で、獅子に象徴される荒ぶる神々を和める舞です。

 この舞は、武力を用いず仁徳をもって国を統治することをあらわしており、獅子が四つん這いになり尻尾についた大鈴を振りながら這いまわる姿は、田を耕す所作とも言われています。「えんぶり」のしぐさによって田に良い霊力を祝う呪術でもあり、田楽の最も重要な内容のひとつとされます。

第三段 種子まき (たねまき)

西金砂神社_第3段種子まき 

種子まきは、蓮葉笠を冠ることから蓮葉踊りとも呼ばれる場面です。五穀豊穣を祈ったもので、前方2人が鉾幣、中央の1人芴拍子、後方2人が編木(びんざさら)をそれぞれ持ち、舞台の中央で東北西南と向きを変えながら舞います。これは、苗代の種子まきを形容したもので、田の精霊を魅惑する所作であり感染術(かまけわざ)と言われています。
 舞の途中、舞台を廻る種子まき役によって種子もみが蒔かれます。これを苗代に蒔くと豊作になると言われていることから、見物人はこれを拾い集めます。

第四段 一本高足 (いっぽんたかあし)

西金砂神社_第4段一本高足

 一本高足は、鬼面を冠り、鱗模様の狩衣に小菊模様の袴、腰に飾太刀を差した舞人が、高足、羽団扇を持って舞う場面です。高足は左肩に担ぎ、羽団扇は右手に持った状態で舞台の四方を、柏手を打ちながら廻り、中央に戻ってから高足の横木に乗り、4・5回飛ぶ仕業を行います。

 高天原(たかまがはら)(『古事記』等に登場する日本神話で、天照大御神をはじめとする神々が住んでいるとされる場所)では、統一国家を造ることが目標とされました。この場面は、大国主命が統一していた出雲国に派遣された武甕槌命が大任を全うしたことを喜び、その威風堂々と振る舞う場面を形容した場面です。

 この舞は、春、新しい生命力をよみがえらせるために今まで大地に潜んでいた霊魂を呼び覚まし、農作物が良くできるようにとの願いを込めたものと考えられています。

 

西金砂のイチョウ にしかなさ の いちょう

県指定文化財(昭和44年3月20日指定)

西金砂のサワラ にしかなさ の さわら

県指定文化財(昭和44年3月20日指定)

西金砂神社_イチョウとサワラ

 イチョウは目通り幹囲8.2m、サワラは目通り幹囲6.5mを誇る巨樹です。どちらも樹齢は700年を超えると推定されます。

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文化課 文化係

〒313-0055 常陸太田市西二町2200

電話番号:0294-72-3201

ファクス番号:0294-72-3310

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  • 【更新日】2026年8月5日
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