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第2回市民協働のまちづくりフォーラム(平成21年度)

 常陸太田市では,これからのまちづくりを市民と行政が一緒になって,まちを考え,行動し,創っていく,協働のまちづくりに取り組んでいます。地域でさまざまな取組みが始まってきている中,市民協働のまちづくりのあり方を考えるとともに,市民活動団体と市民との交流の場として,平成22年3月7日(日)常陸太田市生涯学習センターにおいて「市民協働のまちづくりフォーラム」を開催しました。フォーラムでは,市内で活躍中の市民の皆さんによる事例発表,磐常大学の井上教授による基調講演,オーボエの演奏などが行われました。

  

第1部 事例発表

 

shinohara
発表者 
篠原 勝幸さん
 谷河原町会  (市民提案型まちづくり事業:市民提案事業)

 「明るい住みよい町づくりに努力しよう」をメインテーマに道路や花壇整備,エコライフ運動に取り組んでいます。今年度は町内の休耕田1,500平方メートルを活用し,魚・蛍が生息する池作りを進めています。また,竹林整備などを通し,都市部の人達との交流事業も行っています。

 今後も町会が一丸となって活動を続け,我々が育ってきたこの環境を次の世代へ残していきたいと考えています。


手作りの木道を設置

 

miyamoto
発表者
宮本 亮さん
 太田ワクワク会  (市民提案型まちづくり事業:はじめの一歩事業)

 自分達で企画立案した祭りを開催し,地域の活性化を図ろうと,夜市を開催しています。夜市には毎回400人前後の来場者が訪れ,くじら焼きや地元の野菜を使用した天ぷらの店,子供達に大人気のザリガニ釣コーナーなど手作り感あふれる店が並び,来場者を楽しませています。

 「健全な夜遊び」をキーワードに,家族みんなで楽しめる夜市を今後とも開催していきます。


賑わいのある祭りの風景

 

nakajima
発表者
中島 美那子さん
 café結+1  (市民提案型まちづくり事業:市民提案事業)

 café結+1では,コミュニティカフェとして子育て支援事業を行っています。現在は,乳幼児の親を対象とした「完璧な親なんていないプログラム」を実施し,子育ての疑問や悩みについて話し合っています。

 このプログラムを通して,参加者同士がつながること,また,今後のリーダーとなる人材が出てくることを期待しつつ活動を進めていきたいと考えています。


育児についての話し合い

 

tadokoro
発表者
田所 美朗さん
 上深荻・大菅町会  (エコミュージアムわがまち地元学)

 町内を5つの地域に分けて,それぞれの地域で自然環境や歴史遺産,生活文化などの区分ごとにお宝探しを実施しました。その後は,ワークショップによる話し合いを重ね,お宝マップや将来構想マップ・行動計画を作成しました。この活動を通して,地域のまとまりが強くなったように感じます。

 やる前とやった後では,町会の皆さんの顔が見違えていました。町会と行政が一体となって取り組んだからからこそ成し得た事業だと思っております。


お宝探しの様子

 


発表者
木村 昌信さん
 (社)常陸太田青年会議所  (市民討議会)

 まちづくりの基本を行政主導から市民参画・協働へと転換し,市民自らがまちづくりに参画する機会の促進を図るため,平成19年度から市民討議会を実施しています。討議の後は,報告書を作成し市民提言として市に提出しています。

 今後も事業を継続し,様々なテーマについて話し合いを行い,市民の声を市政へと反映させていきたいと考えています。


活発な意見を交わす参加者

 

第2部 オーボエ・ピアノ演奏

 

 オーボエ: 日 真里 さん(常陸太田市教育委員)
 ピアノ  : 生田目 恭子 さん

 

 【曲目】

 1.おぼろ月夜 

 2.早春賦  

 3.ふるさと

 4.川の流れのように


美しい音色に来場したみなさんもうっとり

 

第3部 基調講演

 


 講師講師 井上 繁 教授
   
(常盤大学コミュニティ振興学部長)

 「協働のまちづくり~住民主体の地域づくりに向けて~」

 

協働を進めるうえでの注意点
 協働を進めていくうえでは,協働を構成するもの同士は皆対等であるということを前提にして物事を決め,実行していく必要があると思います。また,私ども一人ひとりに個性がある。苦手なこと,得意なこと,色々皆さんお持ちだと思います。組織や団体でも同じなんですね。そういう持ち味を活かしながら自分の得意なところを提供する。役割分担をしていく。みんながみんな,全く同じことをしなければいけないということではないんです。団体もそれぞれ特徴があります。それで,役割を分担していく。そして,分担した役割について責任を果たしていく。対等であること,役割分担をするということ,責任を持つということ(役割を分担したものについて責任を持つということ)を協働を進めていくうえでの注意点として挙げたいと思います。


欧米における地域活動
 欧米では,ある人が会社の社長であるとか市役所の部長であるとか,そういう肩書きに関しては,あまり関心を示さないんです。その人が地域の中で尊敬されるのは,地域活動をどのくらいやっているのか,つまり,その人がみんなの為にどれくらい尽くしているのか,これがその人がその土地で尊敬される基準になっているんですね。

地域づくりの秘訣
 「楽しくやる」,「みんなで汗をかく」,「褒める」ということが地域づくりをしていくうえで重要です。地域づくりというのは永遠に続くんです。ある目標を立ててそれを達成したらそこで終わりというわけではなくて,その目標を達成する過程の中で,また次の取り組みもしなければいけない。ゴールがないわけですから途中の取り組みが大事なんです。地域づくりを義務でやろうとすると疲れて長続きしません。ですから,みんなで一緒になって汗をかきながら楽しくやる。そして,お互いの成果について褒め合うことが大事です。そうすると,「また次の活動も頑張ろう」と力が湧いてきます。

 

 ◆米粉すいとん

 フォーラム終了後には,地元を食べようプロジェクトメンバーによる,地元食材を使用した米粉すいとんが来場者に振舞われました。

 温かいすいとんのおかげで,冷えた体も暖まりました。

メンバーによる手作りすいとん   温かいすいとんに舌鼓

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは市民協働推進課 市民協働推進係です。

本庁2階 〒313-8611 常陸太田市金井町3690

電話番号:0294-72-3111 内線218

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