旧茨城県立太田中学校講堂
旧茨城県立太田中学校講堂
現在,県立太田第一高等学校内にある資料館は,明治37年に完成した旧太田中学校の講堂として建築されたものです。
桁行き20.9メートル,梁間14.5メートル,正面に車寄せを設けた瓦葺き屋根の洋風講堂で,設計者の駒杵勤治は茨城県の技師として,このほか,旧県立商業学校本館や旧土浦中学校本館なども手掛けています。いずれの建物も,ゴシック,ロココ様式を基盤に,当時流行していたスティックスタイル(木骨様式)が取り入れられているが,こうした様式の建築物が現存しているのは稀少です。内部には,校章の掘られた演台やエンタシス柱,コリント風の柱頭飾りなどが残っており,当時の建築技術の高さや面影を今に伝える重要な建築物として,昭和51年に国の重要文化財に指定されました。なお,毎年秋には,書画などの貴著な資料とともに,一般公開が行われています。
インフォメーション
所在地:常陸太田市栄町58(地図)
お問合せ:0294-72-2115
備考:国重要文化財
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- 2021年4月6日
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