梅津会館の建物は,鉄筋コンクリート造2階建ての建物で,正面には車寄せを設け,南東の角には塔屋が付き,外壁にはスクラッチタイルが貼られています。
当市出身の実業家梅津福次郎氏の寄附によって,昭和11年(1936)に建てられ,昭和53年(1978)まで太田町役場,常陸太田市役所として利用され,昭和54年(1979)から内部を改装して翌年から常陸太田市郷土資料館として利用され,平成11年(1999)に国の登録有形文化財になりましたが,建物の本来の魅力を引き出すために,平成23年(2011)から,文化庁の「文化財建造物等を活用した地域活性化事業費」の補助金を受けて耐震補強と竣工時の姿に復原する工事を実施し,平成26年(2014)11月22日にリニューアルオープンしました。
1階は,市役所時代には市民課や出納室の窓口のあったところで,常設展示室と受付になっています。郷土資料館に改修した際に大きな展示ケースを設置しましたが,今回の改修で元の姿に戻しました。国会議事堂の中央階段にも使用されている当時の寒水石(大理石)がカウンターや壁の腰板,2階への階段の親柱に残されています。
常設展示では,梅津会館の建物や梅津福次郎の紹介,原始古代から近世に至るまでの資料を,展示替えを行いながら紹介しています。
常設展示室の奥には,企画展示室があります。この部屋ではテーマを決めた企画展示や,郷土資料館が所蔵している資料の展示を行います。
2階はもともと議会を開催する議場(会議室)でした。郷土資料館に改修した際に展示ケースや間仕切りを設けましたが,今回の改修ですべて撤去し,議壇を備える広い空間が生まれました。
昭和レトロの雰囲気のある空間で,各種イベントや作品展示といった多目的に利用できる貸出スペースとなっています。
〒313-0055 常陸太田市西二町2200(旧法務局)
電話番号:0294-72-3201 ファックス番号:0294-72-3310
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