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chapter06

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そばの実をつくるのは森の昆虫たち

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金砂郷地区赤土町は周辺から隔絶され、開発もされなかったため、多様な樹林帯があり、多くの昆虫が棲んでいます。

赤土町のそばは品質の良さが評判ですが、このそばを実らせているのは、これらの昆虫たちでもあるのです。

そばの花が咲き誇るのは9月の中頃。
金砂郷には、白い絨毯のようなそば畑があちこちに出現します。
花に近寄ると、その可憐な花にさまざまな虫たちが、せっせと蜜を吸っているのが分かります。

そばは、同じ株の花の雄しべと雌しべで受粉する自家受粉植物ではなく、他の株の花との受粉によってはじめて実がなる他家受粉植物です。
またそばの花には、雌しべが長く雄しべが短い「長柱花」と雌しべが短く雄しべが長い「短柱花」の二種類あり、その雄しべから雌しべへ花粉が行き交うことによって実がなります。
他家受粉であっても、長柱花どうし、短柱花どうしでは受粉はされないのです。

花粉の媒介をするのは昆虫たちです。

ハチやチョウの仲間、ハナムグリもいます。
アリも蜜を吸っています。
ただ風にそよいでいるように見えたそばの花には、多彩な昆虫が訪れているのです。

昆虫たちは、周辺の雑木林からやってくるといいます。
森が残されている赤土町は、昆虫たちにとって最高の環境です。

花の季節、周辺を見渡すと、たしかにさまざまな樹木の緑が美しいグラデーションを作っています。
コナラ、クリ、ヤマザクラ、ヤマウルシなどの広葉樹。
またシイ、カシ、ヤマツバキといった照葉樹、そのほかにもさまざまな樹木や草木が見られます。

そばから周辺に視点を移すと、じつに多種多彩な植物と昆虫が関わって、そばという植物が実り育っていることがわかります。

 

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