【林業従事者向け】森林におけるクマ類による人身被害防止について
これからの時期は、冬眠に備え餌を求めてクマ類(ヒグマ及びツキノワグマ)の行動範囲が拡大します。
また、林内の狩猟用わなに捕獲された鳥獣に近づくクマ類に遭遇する可能性があります。
林業の現場では、冬から春にかけて『巣穴付近での被害』が発生しやすいため、林業に従事される方は、常に近くにいると思い、注意しながら作業しましょう。
山林で作業する際は、以下の事項に注意願います
(1) 単独行動を避け、鈴やラジオなど【音がでるもの】を携帯し、人の存在を知らせましょう。
(2) 混合油などの燃料は、クマ類の誘引物とされています。給油及び保管には注意しましょう。
(3) お弁当等の食品管理を徹底しましょう。食べ物のにおいで寄ってくる可能性があります。
(4) 岩陰等の見通しの悪い場所では、突発的に遭遇するかもしれません。手前で立ち止まり、大声を出すなどして安全を
確保しましょう。
(5) 冬から春先にかけて、倒木や岩穴等の空洞といった巣穴として利用しそうな場所には不用意に近づかないようにしま
しょう。
遭遇してしまった場合、以下の行動をとりましょう
(1) 遠くで存在を確認してしまったとき
落ち着いてその場から立ち去りましょう。
(2) 近くで存在を確認してしまったとき
見つめながらゆっくり後退するなど落ち着いて距離を取るようにしましょう。慌てて走るのは危険です。
(3) 突発的に遭遇してしまったとき
冷静に、あわてず、立ち去ってからその場を離れましょう。
あわてた人の急な動作で驚いて、攻撃してくることがあります。
※突発的におそわれたら、両腕で顔面や頭部を覆い、直ちにうつ伏せになるなどして大ケガを避けるように※
(4) クマ撃退スプレーによる撃退
目や鼻・のどの粘膜にスプレーが当たるよう、顔に向かって噴射することが大事です。
射程距離は5m程度と短い製品が多いため、引き付けてから噴射する必要があります。
【参考資料:林野庁PDF クマに遭遇しないため】
https://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/apply/nyurin/attach/pdf/index-6.pdf
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- 【更新日】2025年12月1日
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