大腸がんは、日本人のがんによる死亡原因で最も多いがんです。早期発見すれば、9割以上が治る病気です。
大腸がん検診(便潜血検査)の要精密検査の判定というのは、「目に見えない血が便に混じっていたので、どこからの出血なのか詳しく調べる必要がある」というサインです。「要精密検査=大腸がん」ではありません。
なぜ「精密検査」が必要なの?
大腸がんは、初期の段階では痛みなどの自覚症状がほとんどありません。症状がないまま進行してしまうため、便潜血検査をきっかけに精密検査を受けることが、早期発見の最大のチャンスです。
要精密検査の判定をなぜ放置してはいけないの?(よくある3つの誤解)
誤解(1)「痛みもないし、健康だから大丈夫」
◎大腸がんは、初期には「自覚症状がほとんどない」のが特徴です。
痛み、便秘、下痢、目に見える出血などの症状が出た時には、すでにがんが進行しているケースが少なくありません。症状がない今だからこそ、放置せずに検査を受けることが「早期発見の唯一のチャンス」です。
誤解(2)「血が出たのは、きっと痔のせいだろう」
◎痔の出血と、がんの出血は、検査をしないと区別できません。
「痔だと思っていたら、実は大腸の病気だった」というケースも少なくありません。痔持ちだからと自己判断で放置してしまうと、がんからの出血を見落としてしまうかもしれません。
誤解(3)「もう一度便潜血検査をやり直して、陰性なら大丈夫だろう」
◎再度便潜血検査をやり直すことは「無意味」であり、大変危険です。
大腸がんやポリープからの出血は、常に出ているわけではありません。そのため、再検査をして「陰性(異常なし)」が出たとしても、「たまたまその日は血が出なかっただけ」ということもあり、病気を見逃してしまう非常に危険な状態になります。
精密検査を受けるメリット
(1)不安を確実に解消できる
大腸カメラで直接腸の中を見ることで、血が混じった原因が「痔などの良性のもの」なのか「ポリープやがん」なのか、はっきりさせることができます。
(2)大腸がんを未然に防ぐことができる
精密検査の本当の目的は、がんを見つけることだけではありません。がんになる前のポリープの段階で発見し、その場で切除できれば、大腸がんそのものを予防することができます。
(3)早期発見なら9割以上が治る
早期に大腸がんを発見できれば9割以上が完治すると言われています。お腹を切らずに内視鏡の治療だけで済むことも多く、体への負担も少なく済みます。
主な精密検査の方法
大腸内視鏡検査
肛門から内視鏡を挿入し、大腸を内側から直接観察します。ポリープや早期のがんがあれば、切除して組織を採取します。
注腸X線検査(レントゲン検査)
肛門からバリウム(造影剤)と空気を注入してレントゲン撮影を行う検査です。がんの位置や大きさなどを調べます。
大腸CT検査
肛門からガスを注入した状態でCT検査を行います。
精密検査実施医療機関
精密検査が可能な医療機関は、大腸がん検診精密検査実施医療機関一覧 [PDF形式/128.92KB] をご参照ください。
「市のがん検診で要精密検査になった」ことを伝え、医療機関を予約してください。
精密検査を受ける際の持ち物
以下の持ち物を持って、医療機関の指示・説明に従って受診をします。※精密検査は保険診療となります。
・大腸がん検診結果通知書兼精密検査結果通知書
・「公益社団法人 茨城県総合健診協会」宛の封筒
・大腸がん検診票の写し
・マイナ保険証(資格確認書)
精密検査の結果連絡について(ご協力をお願いします)
精密検査をお受けになりましたら、以下について、健康づくり推進課(0294-73-1212)へご連絡いただきますようお願いいたします。
【ご報告いただきたい内容】
・受診日
・受診した医療機関
・実施した精密検査の内容(例:大腸カメラを実施した 等)
・精密検査の結果(例:異常なし、ポリープを切除した 等)
※要精密検査となった方で、一定期間受診の確認が取れない場合は、健康づくり推進課から確認のご連絡をさせていただくことがあります。あらかじめご了承ください。
