「ナラ枯れ」被害と猛毒きのこ「カエンタケ」にご注意ください
ナラ枯れとは
ナラ枯れは,森林病害虫のカシノナガキクイムシ(カシナガ)が媒介する病原菌「ナラ菌」によりコナラなどの樹木が集団的に枯れる病気です。
カシナガは,5月頃から生きている木の幹に,直径1.5~2.0mmの丸い穴をあけて食い入り,粉のように細かい木くずを排出します。
多数のカシナガに加害された樹木は,ナラ菌の作用により,紅葉前の7月~9月頃に葉がしおれて赤くなり急激に枯れます。
県内および市内のナラ枯れ被害の現状
茨城県では,カシノナガキクイムシによる「ナラ枯れ」が令和2年9月に初めて確認され,令和5年4月現在,県内31市町村で確認されています。
常陸太田市でも,令和5年12月に初めてナラ枯れの被害が確認され,今後,被害が拡大する恐れがあります。
ナラ枯れに関する注意点
カシナガの被害木を放置したり伐倒したままにすると,カシナガが増殖し,分散して,被害が拡大する恐れがあるため,伐倒後に焼却または薬剤によるくん蒸処理(根株)が必要です。
特に被害により枯れた木が倒れたら危険な場所(道路や電線,人家の周辺など)にある場合は,適切な処理が必要です。
ナラ枯れと思われる樹木を発見した場合には,市農政課または下記問い合わせ先へご相談ください。
猛毒キノコ「カエンタケ」にもご注意ください
ナラ枯れが発生した森林では,毒キノコの「カエンタケ」が発生しやすいといわれています。
カエンタケは,夏から秋にかけてコナラやクヌギなどの森林で発生する手の形をした帯赤色のきのこで,県内でも発生が確認されています。
触るだけで皮膚や粘膜がただれるおそれがありますので,発見した場合には決して触れないようご注意ください。
問い合わせ先
常陸太田市農政部農政課 | 常陸太田市金井町3690 | 電話:0294-72-3111(内線616) |
県北農林事務所 常陸太田林業指導所 | 常陸太田市山下町4119 | 電話:0294-80-3370 |
茨城県林業技術センター | 那珂市戸4692 | 電話:029-298-0257 |
県農林水産部 林業課 森林整備グループ | 水戸市笠原町978-6 | 電話:029-301-4051 |
関連ファイルダウンロード
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- 2023年12月18日
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